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青戸 知(バリトン)
Satoru Aoto (Bariton) 



東京藝術大学卒業、同大学院修了。安宅賞、松田トシ賞受賞。皇居内桃華楽堂にて代表御前演奏。文化庁オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアへ留学。二期会「ワルキューレ」ヴォータンでは大成功を収め、ジローオペラ賞新人賞を受賞。新国立劇場開場記念「ローエングリン」で朗々たる美声を聴かせ国際的にも注目される。二期会「タンホイザー」ヴォルフラム、新国立劇場「魔笛」パパゲーノ、 「サロメ」ヨカナーン、「青ひげ公の城」、聖徳オペラ「シモン・ボッカネグラ」標題役、「フィガロの結婚」伯爵、フィガロなど数々のオペラで喝采を浴び、若手の中でも群を抜く活躍を続けている。またNHK交響楽団定期
演奏会への出演をはじめ主要オーケストラとの共演も数多く、サヴァリッシュ、ロジェストヴェンスキー、アシュケナージ、デュトワ、チョン・ミョン・フンといった世界的な指揮者との共演は記憶に新しい。殊にマーラー「さすらう若人の歌」は小林研一郎氏の棒のもと、多くのオーケストラに招かれ演奏し、他に比肩するものがないと絶賛されている。また広い範囲の歌曲に造詣が深く、東京芸術劇場にて開催した初めての自主リサイタル(ピアノ・小林道夫)は大好評を博す。ヨーロッパ文化の規範に照らし、
共演した国際的ソリストたちはもちろん、指揮者群から常に賛辞を寄せられており、伸びやかで張りのある数少ないバリトン・カンタンテとして21世紀を担う活躍を続けている。また、聖徳大学大学院博士後期課程において、「グスタフ・マーラーの音楽におけるやわらかいリズム」をテーマに論文作成し、2007年3月、博士号を取得。聖徳大学音楽文化学科講師。二期会会員。 日本声楽アカデミー会員。
(2007/7/16)