日本声楽家協会  >> ピアニスト >> 石井 里乃





 2025年11月8日(土) 
  15:00-17:00
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石井 里乃(ピアニスト)
Rino Ishii (Pianist) 



 国立音楽大学附属幼稚園入園を機に、ピアノを始める。小・中・高等学校音楽科を経て、同大学器楽学科ピアノ専攻卒業。同大学院オペラ科授業補助員を務めたのち、文化庁新進芸術家在外派遣員として渡独。
 世界的リートデュオである、白井光子、Hartmut Höll(ハルトムート・ヘル)両氏の下、カールスルーエ音楽大学大学院修士課程(Master)ドイツ歌曲専攻を審査員満場一致の最優秀で修了後、ドイツ国家演奏家養成課程(Solistenexamen)に進学し、修了時にリート(ドイツ歌曲)ピアニストとしてドイツ国家演奏家資格を最優秀の成績で取得。
 カールスルーエ音楽大学より特待生として奨学金を得るほか、バーデン・ヴュルテンベルク州(ドイツ)芸術財団から奨学生として芸術基金を受ける。在学中から、同大学付属オペラ研修所、及び声楽科授業補助ピアニストを務める。入学式典にて在校生代表として演奏。
 バーデン州立歌劇場にて国際ヘンデル協会主催公演、オペラ《ルクレツィア(ヘンデル)》《ペレアスとメリザンド(ドビュッシー)》にはピアニストとして出演し地元紙にて絶賛されるほか、《後宮からの逃走(モーツァルト)》、《スペードの女王(チャイコフスキー)》、《真夏の夜の夢(ブリテン)》等、カールスルーエ音大附属オペラ研修所における数々の公演にて、ピアニストを務める。
 また、国営バイエルン放送(Bayerischer Rundfunk)のラジオ音楽番組『Taktlos』に出演。第14回イタリア・アルジェント国際音楽コンクール室内楽声楽部門第2位(1位なし)。
 アムステルダム王立音楽院(オランダ)、ブリュッセル王立音楽院(ベルギー)、ベルリン・ドイツ歌曲アカデミーマスタークラス(ドイツ)、及びサイトウキネンフェスティバル「若い人のための室内楽マスタークラス」(日本)、日本演奏連盟主催「ヴォルフラム・リーガー氏によるドイツ歌曲マスタークラス」(日本)、合格。
 ドイツをはじめとするヨーロッパ各地で演奏会に出演するほか、ハーグ(オランダ)に招かれ、初リサイタルを開催。地元紙にて好評を得る。
 ピアニスト小原孝氏の共演者として、木下牧子連弾曲集「迷宮のピアノ」、ウィリアム・ギロック作品集「ギロック・ベスト/レベル1・2」「ギロック・ベスト/レベル3・4」のCD録音。また、フルーティスト奥原由子氏の共演者としてCDアルバム「春の声(クラシック名曲オムニバス)」「春の憬れ(モーツァルト名曲集)」を録音、同タイトルのアレンジを手がけた楽譜も同時に出版。ソプラノ坂井田真実子とは、これまでに3枚のアルバム「Day by Day」「見えるものよりも」「Count your Blssings」をリリース。オリジナル作品として、RDD Japan(世界希少・難知性疾患の日)の公式メインテーマや、大阪・関西万博ではダンスとのコラボレーション作品を作曲・演奏。
 帰国後「文化庁・新進芸術家海外研修員」によるスペシャル・ワールド・コンサート(日本演奏連盟主催/東京文化会館)出演。帰国記念リサイタル(銀座王子ホール)は、日本演奏連盟/増山美知子奨励ニューアーティストシリーズに選出され、好評を博す。ヴァイオリニスト天満敦子氏の伴奏者として全国を巡演。リリア歌の花束【加納悦子・三題】〜ドイツ・リートをめぐる風景 第2夜・白鳥の歌 辞世のリート〜 は、平成27年度(第70回) 文化庁芸術祭参加公演。ウィーン・フォルクスオーパーの専属歌手、クリスティアーネ・カイザー氏を招聘してのオペレッタ・ガラコンサートは、日本演奏連盟/山田康子奨励・助成コンサート(平成28年度前期)に選出され、好評を博す。歌舞伎役者、嵐圭史氏と、オペラ歌手、池田直樹氏による、演劇、真山青果作『玄朴と長英』の全国巡演では、ピアニストを務める。令和3年度(第76回)文化庁芸術祭参加公演。宗次エンジェル基金 2021年度 日本演奏連盟正会員のための公演活動支援事業に選出され、P. Hindemithによる三つの叙事詩集《マリアの生涯》を開催。宗次エンジェル基金 2024年度 日本演奏連盟正会員のための公演活動支援事業に選出され、P. Hindemithによる《ソプラノとテノールのための14のモテット》を開催。
 これまでに、ピアノを池澤幹男、加藤一郎、小原孝、小畠康史、橋本正子、吉田みどり各氏に、ピアノ伴奏法・コレペティションを河原忠之氏に、ドイツ歌曲及び解釈法を白井光子、HartmutHöll(ハルトムート・ヘル)両氏に、フランス歌曲をAnne Le Bozec(アンヌ・ル・ボゼック)氏に、コレペティションをEmmanuel Olivier(エマニュエル・オリバー)氏に、シャンソンをDaniel Fueter(ダニエル・フューター)氏に、ドイツ歌曲を平島誠也氏に、日本歌曲を塚田佳男氏に、チェンバロを森洋子氏に師事。
 現在、桐朋学園大学大学院嘱託演奏員(ドイツ歌曲演習)。国立音楽大学大学院授業補助員(ドイツ語重唱研究、オラトリオ研究、テーマ別演習(ドイツ近現代歌曲))。日本声楽家協会ピアニスト。東京室内歌劇場正会員。日本演奏連盟正会員。NPO法人 日本視神経脊髄炎患者会副理事長兼事務局長。RDD Japan(世界希少・難治性疾患の日) 公式アンバサダー。(2025/9/12)