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 日声協マスタークラス
 







甲斐 栄次郎(バリトン)
Eijiro Kai(Bariton) 



東京藝術大学卒業、同大学院修了。文化庁オペラ研修所第11期修了。1999年、文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークへ留学。平成14年度五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。2002年、五島記念文化財団の助成によりボローニャへ留学。イタリアにおいて第8回ザンドナイ国際コンクール第3位、第10回ティト・スキーパ国際コンクール”第1位入賞。 2003年9月、ウィーン国立歌劇場にデビュー後、同劇場において10年間、専属ソリスト歌手として活躍。42役で336回の公演に出演。デビュー後間もない頃、トーマス・ハンプソン主演の『シモン・ボッカネグラ」において、急病の歌手の代役として急遽パオロ役で出演、暗殺者を緻密に表現し、その存在を深く印象付けた。同役では、プラシド・ドミンゴ、レオ・ヌッチらとも共演。2012年、エディタ・グルベローヴァとの共演で、歌唱、演技共に高い評価を得たドニゼッティ作曲「ロベルト・デヴェリュー」ノッティンガム公爵をはじめ、「ランメルモールのルチア」エンリーコ、「愛の妙薬」ベルコーレ、「ラ・ファヴォリータ」アルフォンソ11世、「蝶々夫人」シャープレス、「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「マノン・レスコー」レスコー等、特にイタリア・オペラ作品において高い評価を得る。
国内においては、二期会50周年記念「フィガロの結婚」タイトルロール、小澤征爾音楽塾特別演奏会「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロール、新国立劇場「鳴神」鳴神上人役、「蝶々夫人」シャープレス役、東京文化会館「古事記」イザナギ役、「マイスタージンガー」コートナー役、聖徳大学80周年記念オペラ「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵役等で出演。
コンサートにおいては、ベートーベン「第九」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、モーツァルト「レクイエム」、フォーレ「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」、ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」、マーラー「嘆きの歌」等のソリストを務める。2014年3月には、ウィーン楽友協会において、ウィーン少年合唱団と南相馬ジュニアコーラスアンサンブルが共演した復興支援チャリティー「第九」のソリストを務め、その後、2015,2016年にも同チャリティーコンサートのソリストを務める。著書:「ライカで綴る古都ウィーン」(アートデイズ刊)。
東京藝術大学准教授。聖徳大学客員教授。洗足学園音楽大学客員教授。日本声楽アカデミー会員。二期会会員 (2016/5/25)