東京生まれ。武蔵野音楽大学およびパリ・エコール・ノルマル音楽院を修了し、十年余りフランスを拠点にヨーロッパ各地で演奏する。その間、ことにジャン・コクトオのテキストによるプーランク作曲のオペラ「人間の声」は4シーズンのロングランとなり、その演唱はフランス国内の新聞紙上で高い評価をうけた。同作品を含むプーランク歌曲によるCDは我が国でも雑誌〈音楽の友〉〈ステレオ〉等で好評を得る。フランス歌曲の魅力を伝える「Essayezd’imaginer」リサイタルシリーズは毎回意欲的なプログラムで好評を得ており、近年は特に20世紀の作曲家プーランクに的を絞って、この音楽家を多角的に捉えるコンセプトで開催され、多くの愛好家を惹きつけている。フランス歌曲の研究と演奏のためのグループ「Voix et impression」代表。
これまでに、東京藝術大学大学院をはじめ、さまざまな声楽団体のフランスオペラ上演や演会、また各地のマスタークラスにもフランス声楽曲のスペシャリストとして招かれる。
日本声楽アカデミー、日本フォーレ協会各会員。
フェリス女学院大学、桐朋学園大学大学院各講師。(2023/4/3)
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