杉田 博子(ソプラノ)
Hiroko Sugita (Soprano) 



洗足学園大学音楽学部 声楽科首席卒業。
国内留学生として同大学ドイツ歌曲研究員終了。

第55回読売新人演奏家に出演し御前演奏をする。
卒業後ドイツに渡り、国立シュトゥットガルト音楽大学教授、ロバート・ヒラー氏のもとで学ぶ。

リート歌手として、これまでに数多くの演奏会に出演。モーツアルトから、シューベルト、シューマン、メンデススゾーン、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフなどの歌曲を得意とする。
これまでにリサイタルを17回重ねる。
また、日本歌曲も積極的に取り上げ定期的に「日本の歌」の演奏会を行っている。さらにパーセル・ハイドンなどの英国歌曲や、フォーレ・ドビュッシー・プーランクなどのフランス歌曲も手がけ幅広いレパートリーを持つ。魅力的な声とともに、その演奏は好評を博してきた。

オラトリオのソリストとして、J.S.バッハ『ヨハネ受難曲』、J.S.バッハ『カンタータ』、ヘンデル『メサイア』、フォーレ『レクイエム』などに出演し、その様式をふまえた演奏には定評がある。
オペラでは、ウェバー作曲『アブハッサン』の大妃、モーツアルト作曲『フィガロの結婚』スザンナ、『魔笛』パパゲーナ、松井和彦作曲『泣いた赤鬼』村娘などを演じている。

07年3月、ウィーン楽友協会のインターナショナルコンサートにおいて、シューマンのリートや日本歌曲を演奏しウィーンの聴衆を魅了した。
09年11月ソウル・ソマン教会でのコンサートに出演。10 年9月には韓国/全州でのジョイントリサイタル・
同年11月ソウル/セントラルシティでのミレニアムコンサートに招かれる。
13年12月にはソウル/ヨンサンアートホールにてソウルナショナルシンフォニックオーケストラと共演する。
また11年1月にドイツ/シュトゥットガルトでサロンコンサートに出演等活躍の場所を広げている。

16年2月、山梨県笛吹市より社会福祉功労賞受賞。これまでに、小中高の学校音楽鑑賞教室・各施設や病院でのコンサートや災害復興チャリティコンサートを数多く重ねてきた。今後も、様々な活動を積極的行い社会貢献に努めてゆく。

これまでに声楽を(故)中山悌一、岡崎實俊、永井和子の各氏に、リート演奏法をロバート・ヒラー氏に、
(故)E.アンドレアス、C.ヒメルの各氏に師事。(2016/7/29)