プーランク作曲 歌劇 「カルメル会修道女の対話」     宮本益光 
 日本声楽家協会(通称、谷中)で歌を学ぶ人たちの大半は女声である。ソプラノが8とすれば、アルトが1.5で、男声は0.5、そんな割合である。となれば研究演目の選定にも影響する。男声の少ない演目なんて、そう簡単には見つからない。だってオペラは男女の恋を描いた話がほとんどだから、女だらけの…とはいかないのだ。「カルメル会修道女の対話」には恋の話は出てこないが、修道女の対話なのでキャストは女声中心。ましてやプーランクの代表的な美しくも厳格な作品、ぜひ取り組むべき作品であるという確信を得た

 物語はフランス革命時代のパリ。侯爵の娘ブランシュは俗世より離れ、カルメル会(女子修道会)への入会を決意する。恐怖政治の下、虐げられる聖職者を救わんと殉教を誓い合う修道女たち。しかしブランシュは恐怖に耐えかね、修道院を逃げ出してしまう。やがて宗教活動への弾圧も勢いを増し、無実の罪で囚われ、死刑の宣告を受ける修道女たち。一人、また一人と断頭台へと向かう修道女たちの姿を見つめていたブランシュは…。
  プーランクの傑作「カルメル会修道女の対話」を、谷中に集う最高のキャストにより、しかも新たな日本語訳詞にておとどけします。どうぞお見逃しなく。

 公演日

2006625日(日) 開演:15:30(16:00開場)

  場所  

谷中会館初音ホール 最寄駅 日暮里駅(JR山手線) 千駄木駅 (東京メトロ千代田線)
  料金

全席自由(3,500円)

チケット取り扱い  
  チケットご希望の方は、下記電話」「FAX」よりお申込みできます。
   ●日本声楽家協会 (一般チケット)
    電話番号:03-3821-5166  FAX番号:03-5834-1235 FAX申し込み用紙

主催:日本声楽家協会  問合せ:03-3821-5166
協力:東京声楽教育センター

Copyright (C) 2006 nisseikyo All rights reserved.